礼儀?

トラックバックってのはあまり好きではなくて…特に,それが強制的に表示されてしまう点.
送る側として,言及した相手にそれを容易に伝えられるというのは単純に便利だが,それが相手のサイトに強制的に表示されてしまったりすると,どうも申し訳なく思ってしまう.(少なくても,Googleなどが「リンク」を基準にサイト・ページの「質」を判断している現状で,かつGoogleを便利に使わせてもらっている私の感覚では)*1

なので,これまでトラックバックを送ったことはなかった*2

が,さすがに昨日の記事は,人様の記述を真っ向から否定・批判してるので,また他の方の記述に大部分を依存しているので,「礼儀かな?」と思ってトラックバックしてみた(うち前者,真っ向から否定・批判した方は,削除されたので証明できない.が,そのページの閲覧者に知らせる意図ではなく,著者に知らせる意図なので,目的は達成した).

ついでに,やはり無尽蔵なネット情報の質を少しでも上げる為,蟻の一穴にでもなればと,前原氏の発言(していないコト)について事実誤認を広める可能性のありそうなブログに対してはトラックバックしてみた.基準は件の記事を無批判に推奨していたり,件の記事に依った論考をしていたところ.*3


しかし,なんか,罪悪感が拭えない…

傍論1

そもそも初めてトラックバックしてみた理由のもう1つは,昨日の記述を大幅に割愛できたのは,トラックバックという機能のおかげでもあったこと.(残念ながらthessalonike2氏の記事のトラックバック一覧には表示されていなかったが,そのトラックバック一覧のうちの一つにgori氏からトラックバックがされていた—同様の思い(蟻の一穴)からトラックバックされたのかもしれないし,単に習慣でトラックバックしているのかもしれない,意図は分からない.さらにgori氏の記事に山口氏の記事が紹介されていた.(最初からトラックバックに興味を持っていれば,昨日のように長々と記述する必要—ましてやその大部分を割愛する必要—はなかったわけで,今後はトラックバックにも多少の注意は払おうかと思ってみたりもした)
一方で,トラックバックすべき相手を探して,言及先の記事のトラックバックを辿ってみると,なぜトラックバックされているのか分からない内容も多い.
そらGoogleトラックバックスパムに悩まされるわな…Googleアルゴリズムの構造的欠陥か,ブログシステムの構造的欠陥か…

傍論2

それにしてもトラックバックが多かった…
thessalonike2氏って人気者なのか?
尤も,「靖国」で検索して出てきたブログに片っ端からトラックバックしてるか,又は自分が見てるブログに内容関係なくトラックバックしてるのではないかとの疑惑も持った.件の記事は,靖国参拝自体については殆ど語らず,前原発言を誤謬の上に立って批判,大阪訴訟に対する政府の対応について誤謬の上に解説してる記事なのに,単に「靖国繋がり」ってだけなトラックバックが多い.
逆に,昨日リンクした山口氏やgori氏の記事はthessalonike2氏の記事にトラックバックされてない*4.やはりトラックバックについてやや考えさせられる.
各ブログがトラックバック機能を廃止し,<google検索 link:記事URL>のリンクを自動的に生成するだけじゃ,ブロガー達は満足できないんだろうか?

傍論3

最近,「傍論」の単語をよく見かけるようになったので—その大半は「暴論」にしか見えないが…—,ちょっと流されてみた.

*1:この反射的理屈で,このダイアリーでもリンク・トラックバックの自動表示はオフにしている.必要があれば私が手動で紹介する.

*2:少なくても,意図的に送ったことはなかった.ただ,はてなダイアリーの仕様で,はてな内のURLを記述すると自動的にトラックバックされるようで,無意識に送っていたらしい.

*3:正直,個々のブログの内容に興味はないので,流し読みで雰囲気と特定の単語だけ拾って判断.無関係なところにトラックバックした可能性はないと思うが,事実誤認を広めそうなブログにトラックバックしてない例はあるかもしれない

*4:gori氏の記事については,トラックバックを削除されたことが伺われる記述もある