死刑に関するエトセトラ(1)
ニュース議論@2chから拾ってきた死刑の論点とか感情論(1)
http://news17.2ch.net/test/read.cgi/news2/1102561360/1-90 [にくちゃんねる]
【ネタ系】
意外に真理が含まれてるから不思議(笑)
- 何となく残酷だし可哀相だしとりあえず何年間か廃止してみても良いじゃないかぁ…ゆとり教育みたいなオチがつくかもしんないけど…
- 死刑廃止になったら・・・
- 死刑廃止派、人権派の家族を殺す奴(正しいの意味の「確信犯」)が必ず出る
- 宮崎、宅間続出 → 代替刑として終身刑を取るのか、単に死刑廃止かで見解が別れるところでしょう。(減刑・仮釈放なしの)終身刑が代替刑として導入された場合、「一生刑務所でも死ぬよりまし」はいるとしても、「一生刑務所程度で済むなら、好き勝手やる」と言った考えは、私の感覚ではそれほど多くはないのではないか、または「死にたいけど自殺できないから犯罪」と行って来いでチャラになる程度にレアケース同士が相殺するのではないかと思う次第。
- 定年後の食いぶちができる(国に養ってもらえるし、謝礼貰って殺人すれば捕まるまでは豪遊。「和久さん、寒いんだよ」「橋の向こうは勝鬨署だから、そっちで殺せ」的な社会)
- テロしほうだい → 内乱罪のような(全体の)安全に関わる罪についてのみ死刑を適用するという考え方もあります(マヂレス)
- 死刑は反対だが私刑は賛成 → 一案ではあります、「野蛮国」と世界中から非難されるでしょうが
【存置派】
- 死刑を廃止する代わりに「恩赦適用の無い終身刑」を導入
- →刑罰の教育・更生効果を無視する点では死刑と同様、「殺すか飼い殺し」かの違いが論点になる
- →てゆーか、死刑ですら恩赦の適用は有り得るわけで、恩赦の意味合いが変わってきます。
- →も1つ、刑期を定めない完全な自由刑は、下手すると死刑以上に、批判・拒絶されるのではないだろうか・・・
- 廃止派は人権を神聖不可侵なものと崇める人権教の信者、ある宗教の信者と別種の宗教の信者で話が通じるとは思えない → 別の理由から反対している人もいます・・・いるはず
- 死刑宣告する裁判官とか、裁く側の人もある意味、殺人を間接的に犯しているとおもうのだが、それは間違いなのか?
- →間違いです。簡単に言えば、「犯罪」とは刑法で定められた「罪」を「犯す」ことであり、国民の大多数が倫理・常識で許せないと考える行為であっても刑法にそれに関する規定がなければ、「犯罪」にははなりません。これを罪刑法定主義*1といいます。
- →死刑という形での「殺人」は一見「殺人罪」にあたるようですが、もう1点、刑法で禁止された行為は、一定の条件(違法性阻却事由)を充たせば、罪とはならなくなります
- →そして、刑罰の執行(法令行為)は違法性阻却事由の一つです。当然、懲役刑(の執行)も監禁罪になりませんし、罰金刑も窃盗罪になりません。ちなみに、違法性阻却事由としては、他に正当防衛、緊急避難、正当業務行為(医師の手術が傷害罪に当たらない)などがあります。
- eUqC4Sxz ◆r1YR5F40FQさん
- 刑罰権を独占する国家は被害者の応報感情を昇華させる責務を負う
→応報感情を<ある程度>昇華させる責務が限界、具体的には犯罪・犯罪者の性質・責任に応じて適用可能な範囲、死を以て応報感情に応えることの是非が死刑の是非とも言えるので、決めつけはよろしくない
- 刑罰権を独占する国家は被害者の応報感情を昇華させる責務を負う
【廃止】
- 「菊田幸一明治大学教授は・・・・・と言っている」
→一つの発言でその人の人間性を見極めるコトはできませんが、死刑廃止派の論客である彼は、やや感情的な言動もされているようです。氏の意見が、中立的・学問的な見地から発せられたものかについて、検討が必要に思います。 - 景気がよければ殺人は減る、死刑なんてするだけ無駄
→死刑が適用される罪は必ずしも殺人だけではありませんし、また何処まで殺人の減った社会でも、それを悪とする限りは、殺人罪とその刑罰を予め定めておく必要があります。もちろん、景気が良くなるコトと、殺人が減るコトは誰もが願っているでしょうが。 - 死刑廃止を訴える団体の中心であるアムネスティは、国連から人権擁護団体として承認され、ノーベル平和賞を受賞していることから、国際社会の通念は死刑廃止を支持している
【スルーすべき人たち】
コピペ+蛇足
- ラベリング型
- 発言内容を問うのではなく相手の姿勢そのものをレッテル貼り(ラベリング)することで、議論を一方的に誘導しようとする。
- 攻撃型
- 反論が目的であるかの如く、とにかく反論する。多くは言葉尻にのみ反応する。
- 宗教型
- 常識・人権・学会などの権威に依存していて、ある程度話を詰めると思考停止状態になる。
- 侮蔑型
- 様々な理由をつけてひたすら相手を蔑む。根拠不明の優越感を持っている。
- 一般化型
- 特殊な意見や個人的な価値観を敵性派閥全員が主張しているかのように一般化する。
- 単純型
- 釜茹でマンセーなど、深いことを考えていない単発の意見を書く。ネタの可能性大。
- 秘匿型
- 自分の意見を全く表明せず、安全地帯から他人の意見に茶々だけ入れて荒らす。
- 電波型
- 見当違いの会話や理論を押し付けてくる。突然逆ギレすることも。
- 分裂型
- 自ら上記のような手法を使うがそれは顧みず、他人が使ったときだけ鬼の首を取ったように責める。
- 矛盾型
- 無視すればすむ相手を、上記類型に当てはめることで結果的に煽る(≒ラベリング型)
- 縦読型
- 嵌まって初めて気付いた、ごく稀にとてつもないスピードで、とてつもない長文で、かつしっかりと意味の通ったこれをやる人(オレ的には神)がいる
その他
- ある作家曰く、自殺の禁止と死刑制度は1セット、死刑廃止と自殺権利の容認も1セット
→意味分からん・・・いや、分からんでもないが、ここだけ抜き出されても - http://www.tomokosasaki.jp/concern7.htm
- http://www8.cao.go.jp/survey/s55/S55-06-55-05.html
93の扱いが難しいので、とりあえずココまで。
*1:「罪」とそれに対する「刑(罰)」は、あらかじめ「法」で「定」めなければならない