question:1121311902

以前,同様のコトをかなり簡単に実現させた記憶がある.
ソースが長過ぎて見る気にならなかったが,firefoxに関する検証結果として書かれている文書(body直下でもなく,親ブロックがあるのに,height/widthの100%がウィンドウサイズ/bodyを基準に算出されてる)が,どうもおかしい・・・と思ってHTMLだけチェックしたら案の定Quirksモード.
XML宣言があるとQuirksモードになってしまうIEならともかく,Gecko系のQuirksモードなんて過去も未来も検証する気にならない・・・
まあ,もともとがIE互換用といっても過言でないQuirksモードなので,敢えてQuirksモードでIE用のCSSを適用させるという選択肢も分からなくもない.しかし,

  1. スクリプトでブラウザによってXML宣言の有無を決めて,またはHTML文書にして,常にStandards Compliantモードで適用させる
  2. IEのみ妥協して,マトモなブラウザではStandards Compliantモード+CSS仕様準拠,必要に応じてIEのバグのみ対処(* html,属性セレクタbox-sizingなどで処理)
  3. IE, Gecko/Operaなど全てでQuirksモード.

と比べた場合,常時/全ブラウザでQuirksモードにした場合も,Quirksモードが,IEの各バージョンが抱える細かいバグや,CSS的に妥協/両立しえないバグまで対応してくれているわけでもなく,結局各種のバグ対策,ブラウザ振り分けをしなければならず,メンテナンス性も普遍性(将来性)も下がってしまう.
もっとも,「何の為」にCSSを使用/利用するのかという理由にもよるが,作成者はともかく,ユーザ側からみれば,各ページのデザイン情報(のうち共通する部分が)キャッシュされることで体感できない程度にアクセス効率が上がること以上の意味を持ったCSS使用サイトは殆どなく,「CSSでデザインしてますよ」と宣言/宣伝したいだけとしか思えない(その理由と効果は分からない)サイトばかり.
スクリーンリーダを使っている人がいることなども考えると,CSSによるデザインの方がテーブルレイアウトよりも優れている点もあるが,上記のようなCSS(とそれが適用されるHTML)は,対してアクセシビリティの向上に役立っていなかったりするし,そもそも,こと文書系サイトにおける「デザイン」の重要性っていかほどのものなのだろう.本を読む時に,装丁やポイント数,フォント,章見出しの「カッコよさ」,引用部分の見やすさは,あくまでもプラスアルファに過ぎないのは,サイトについても同様なのはオレだけなのか?
ともあれ,はてなでのCSS他,ウェブサイト系の質問は,答えられるけど答える気にならないモノが多い・・・