乗りかかった舟

先日目に付いた質問を見に行ったら、登録した日に勢いで書いた日記が知らぬ間にリンクされてたようで—自動的にトラックバックを送信するんですな—おまけに質問者の方に見られたようで…
も一度見に来るかは分かりませんが、アレは八割方ネタです。自画自賛するわけじゃありませんが、いつも高飛車に人を見下し「すべてお見通し」という態度のムカつくあいつってのは「オレのことか?」という自覚すらないから、カレシさんはムカつかれるのでしょう。たぶん。
ボクの場合、「アンタの言うことは正しいけど(正しいんだろうけど/正しいと思うけど)、やっぱ、なんかムカつく」と面と向かって言われることもありますが、そう言われたからと言って友人関係が断絶するわけでもなく、正面切って言われているうちが花と自分を慰められるだけ、質問者のカレシさんよりも多少はマシなんでないかなと思い込んでます。
カレシさんへのアドバイス
自分に知見(知識と見識)があると思っている人間は、

  • 実は知見に欠けているか(≒無知の知*1…違うかも)か、
  • 知見に富むことが優れた人間の条件だという勝手な価値観に陥っている

コトが多いです。
人間の優劣が知見の多寡で決まるわけではないのはもちろん、世の中と言うのは実に深遠であり、真理など決して見いだせないコトを自覚した方がいいでしょう。
具体的には、いつも高飛車に人を見下し「すべてお見通し」という態度と思われないように自制し、せめてそのような物言いは、客観的事実や定説の説明をする時に限定するのが吉。
「男とは〜である」とか「人はなぜ生きるのか」(©トルストイ)といった唯一無二の正解などありえない価値観について話す時、「すべてお見通し」(自分の価値観が正しい)と思い、それを態度に出すのは愚の骨頂。
とか言いつつ、実践できてないことが、すでに『はてな』で証明されてしまっていたり…
question:1102851108とか、どうみても高飛車…どころか慇懃無礼もここに極まるといった感じ…自戒。
で、乗りかかった舟ということで、先日の続き。

質問 いつも高飛車に人を見下し「すべてお見通し」という態度のムカつくあいつをやり込める、気の利いた台詞はありませんか?

  • 異性(女性→男性)に対して。
  • 華やかな喧嘩の売り方でもいいですができるだけ穏便に済ませたいです。
  • 「でも、早いよね。私それがいつも不満なの」→八つ当たりというか、全然別次元の話…のはず。人間の優劣は知見の多寡で決まるわけではないのはもちろん、長持ちすればいいってもんでも…ちょっとショックかも
  • 「私のことだけはわからなかったわね」→「そうかもね〜、オマエがオレのことを分かって言ってるとも思えないけどね」
  • 「知らないことがあるってことは知らないのね」→まさに、上で書いたとおり。これを自覚していれば、それほどムカつかれない…はず
  • 会話の上を行くような話題→知らないことはムリして答えない。一方で、断言はせず、知ってる範囲で推測を混ぜ、「〜だと思うよ」と答えても、大抵あっているのが不思議
  • 本当に難しい問題→同上→はてなボックスに利用する→されてた、実際に
  • 「こういうのは○○さんにきいたほうがよかったかもね」→答えられなそうな問題で、共通の知人で答えられそうな人がいれば、ムリする前に自分から○○さんの名前を出すので問題なし。ただし、かなりのレアケース。
  • 難しい漢字の読み→漢字の読みを知っているコトはボクにとって全く重要でなかったり…ちなみに「於・場所」は、素直に「おいて」と読むのが正解。音読みというか中国語では「オ」または「ヲ」と思われるが、件の用例は「於て」の省略形…だと思う。(前述、推測で答えてもほぼ正解である例)
  • 「ふ〜ん・・・。」→頼まれてもないのに知識を披露するトリビアのようなコトはしないので、コレを言われたら素直にキレる→「物知りなんですね〜。少し尊敬しちゃった。」→「この程度で?」
  • 去り際にニヤリと笑ったり、鼻で軽く笑ったり→ボクの場合、完全なナルシストで自己完結しているので、全く意に介しません。ボクを理解できない人間を憐れむだけ
  • 境界性人格障害→個人的的な精神病理ブーム(マイブーム)は数年前に完結したのでよく分かりませんが…「○○性人格障害」とか「○○症候群」ってのは一歩間違うと安易なレッテル貼りやマイナス・ブラシーボ効果を誘発するので素人はあまり手を出すべきでないと思う。
  • おだてる→ナルシストなのでおだてられて当然、おだてられなければ自分を理解できない相手を憐れむ。効果なし
  • 平手打ち一発→男女同権主義者なので、迷わず殴り返します。それなりに力は抜きますが…
  • 「わかんないんだ〜、そっか」とか「***に聞いてみるからいいよ、ありがと」→ガイシュツ*2かな
  • 喧嘩を販売→買います、売られた以上は
  • ちゃかす→他人を茶化すような人間は蔑みます
  • 諭す→目上、格上の方からの言であれば、慎んで拝聴しますが…
  • 哀れむ→目下、格下の人間に哀れまれても…
  • 詭弁論理学→未読ですが、そもそもが論理学自体が、多かれ少なかれ詭弁です
  • 沈黙→頼まれてもないのに知識をひけらかすわけではないので、そういう局面にならないかな…あっ、ちょっとキャラが崩れた
  • 論戦→自分からは挑まないからな〜、どちらかというと口角泡を飛ばす側にはならないかな…キャラ崩れすぎ

というわけで、やっぱり堪えるモノはなし。
これで、この長文の中に言葉の誤用でもあると、醜態晒してネタ完結。

*1:「分からないコトが多いこと、何を知らないかを知っている、それこそが真に知見に富むというコトである」という程度の意味で使ってる

*2:もちろん「既出」の正しい読みが「キシュツ」であることは承知の上で敢えて使ってます