『あいのうた』を見ながら

今クール,ドラマについてはもう書かない,と昨日宣言したが…


1話を見た時にも頭の片隅をかすめたが,病院のシーンが印象的。
窓から眩しすぎる光が入る病院,『幸福の王子』を思い出した。
菅野美穂も共通。放送枠も同じじゃないかな?プロデューサー,演出,照明あたりのスタッフが共通なのかも。*1


幸福の王子』は結局2,3話しか見なかったせいもあって,音楽の印象は残ってないが,『あいのうた』は(他のドラマと違って)主題歌のインストゥルメンタルをやたらめったら使ってない音効もいい(玉置浩二の主題歌・音楽もいい)。
堤幸彦氏のドラマのや北野武氏の映画のように,独特の映像感のドラマ・映画は必ずしも面白いとは限らないけど*2,照明・音効のようなスタッフが目立たずに —自己主張しすぎずに— いい働きをしてるドラマは,大抵おもしろい。
理由はよく分からない。キャストにしろスタッフにしろ,ムリに演出・監督の色に染めず,自由にのびのびと,それぞれのイイ所を引き出すのがイイ演出・監督なのかもしれない。*3


それはそれとして,和久井映見がカワイイ。最終回か,その1つ前か,小日向文世和久井映見が泣くシーンは想像しただけでちょっと感動してしまう。毎回とはいいきれないが,最後の数回は見逃さないようにしたい。
ハッピーエンドはハッピーエンドで悪くないと思うが,このドラマだけは「愛に包まれて病気も治りましたとさ」みたいな結末はやめてほしい*4

*1:スタッフロール見て確認しようかと思ったが,見逃した。でも見終わってみると,調べるまでもなく,3スタッフのうち2つは共通してると確信に到る。根拠はない…勘

*2:挙げた二人はたいてい面白い。独特の映像感でツマらない作品は…言わぬが花

*3:気持ち的には断定したいところ。断定しないのは,現場を見てないので,実際にどのようなかたちで創られているのかが分からないから。

*4:脚本の岡田惠和氏の名前は見覚えがあって,たしか『アンティーク』の脚本を書かれていた方だと思うので,たぶん大丈夫だろう。ここで岡田惠和氏の他のドラマを調べると「えっ,こんなんもやってんのか…」と思う可能性はあり,昔それであるドラマを楽しみにできなくなったことがあるので,調べない。ツマらないドラマを義務はなし,ツマらなかったらチャンネルを変えればすむのだから,余計な情報を入れないのも一つの楽しみ方,だと思う。