『理由』

とか言いつつ,またドラマの話…と言っても,こちらは録画して明朝,起床から朝食のあたりで見るつもりなので,内容は触れない。ので,ぎりぎりセーフ。


優れた長編小説を映像化 —2時間ドラマか映画— したもので,成功と感じたものは1つもないが,それでもやっぱり宮部みゆき好き…正確には宮部みゆきの現代物長編好きとしては,流石に気づいてしまった以上は,無視しにくい。
先にドラマ(や映画)を見ていれば,純粋に楽しめたろうなと感じるモノもあるが,残念ながら大半は小説を先に読んでしまっているので,実例はない*1。(ただし,山村某氏や西村某氏の小説も,サスペンス系2時間ドラマも好みでないので,これらについては分からない。*2
だいたい,速読術こそ身につけていないものの,比較的速く本を読み終えるオレが2時間じゃ読み終わらないような長編を,映画でも2時間強,ドラマなら90分程にまとめようというのが,どだい無理な話。やるのであれば,プロットなり設定だけいただいて,全くの別作品として作らなければ…
で,漫画の連ドラ化や短編小説の映画化だと,別の作品として作り上げて成功していると感じるものもあるが,時間は足りていてもそのまま映像化していたり,別の作品として作り上げていても原作が長編小説だったりすると,やっぱり成功と評価できたモノはない。
というわけで,『理由』ドラマ化の万が一の成功を希望しつつ…

*1:映画化・ドラマ化されるような人気小説をすべて読んでるわけではなく,媒体に限らず読んでみよう,見てみようと思うような作品(プロット)であれば,映像化前に小説に出合っている。そうでないモノは,映像にも小説にも興味がない。

*2:渡哲也弟こと渡瀬恒彦氏が好きなので「タクシードライバーの推理日誌」というのは結構好きだが,原作ものかどうかに興味がなくテロップまで見ないので原作があるのかどうかよく分からない。原作があったとしても「ドラマが好きだから原作を読もう」とまで思う程のストーリーではない。