JR不採用訴訟(判決待ち)

国労の組合差別認める=慰謝料14億円支払い命令−JR不採用訴訟・東京地裁

1987年の国鉄分割・民営化で、JRに採用されず、国鉄清算事業団も解雇された国労組合員と遺族計297人が「組合差別による不当解雇」として、業務を引き継いだ鉄道建設・運輸施設整備支援機構を相手に、雇用関係の確認や慰謝料などを求めた訴訟の判決で、東京地裁難波孝一裁判長)は15日、組合差別を認め、5人を除き1人500万円、計14億1500万円の慰謝料支払いを命じた。雇用確認請求は退けた。原告側は控訴する方針。

未だ下級審裁判例集には挙がっていないが,近日アップされる?
原告サイト「共闘会議」にて,判決(PDF)がアップされてる.
…しかしまあ,このての運動・団体とかの文体とか用語選択にはとてつもない違和感を感じる.(例えば個人のブログやダイアリーのように)単に自分の思いを綴るのであればいいが,協力・賛同を求める「運動」でそれを望んでいるのであれば,もう少し政治的・思想的価値観を押し隠せばいいのに.「闘争」とか「勝利」とかの言葉が踊っていると,理屈なしに嫌悪感が湧き出て,「不当判決」も内容おかまいなしに「妥当」と感じてしまう.
「X月Y日,◯◯裁判所で判決が出ましたが,我々はこれを不当な判決であると考えています.」としてくれるだけでも,大分ましなんだが.判決内容を客観的に,不当と思う理由・理屈を具体的に書いてあると尚よし.
誰も「転向」とか「日和った」なんて言いませんし,誰にも「総括」されたり「糾弾」されたりはしませんから,諸団体におかれましては,「いまこそ!」—いい加減—「団結」して「闘争方針」の変更を考えてみてはいかがでしょう…