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さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」が話題の
会計士・山田真哉さんとバトル!
会計学」って一般の人にも必要な知識だと思いますか?

あって困ることはない.特に中規模以上の自営業者とか?
ただ「必要」でもない.
経済活動の面から見れば,せっかく専門家(公認会計士)がいるのだから,彼ら/彼女らを有効に使えばすむ.むしろ専門家の言うことを盲信せず,専門外のことでも理解できる程度の基礎的な知恵や学力,理解力があれば十分.
会計学が「必要」なら経済学も,経営学も,法学(最低限,民商法)も必要.
専門家を雇う金を惜しみ,学ぶ為の時間を惜しまないなら自ら習得すればよい.


より広い面.
例えば,先日の選挙の争点となった郵政民営化を,有権者として真摯に検討する為には,会計学の知識があるにこしたことはない.
ただし同時に,経済学の知識もあるにこしたことはないし,経済・会計学に裏付けされた(またはされていない)民営化の過程・結果・制度が,法律によって担保され得ているのかを判断する為には,法律(法学)の知識もあるにこしたことはない.
より多くの政治事項について判断するには理系の知識もあって困ることはないし,時には必要.


会計・経済学の視点や他の専門的な視点からある政治事項について判断し,その結果ある政党の政策がベスト,別の政党の政策はベター,他の政党の政策がワーストと判断できた時,自身の投票行動を決める為には,それぞれの政党の政策実現可能性,個々の政策の期待値を判断し,より有効な一票を投じる為には政治(学)の知識があって困ることはないし,確率の計算もできないと困る.


つーことで,「会計学」って一般の人にも…

  • 必要な知識ではなく,
  • あったとしても十分な知識でもない
  • しかしあって困る知識ではない
  • そして他の多くの学問(文理問わず)も同様