傷は浅い?

(注意! この項,一切の情報精査を行なっていないので,大量の誤りを含む可能性あり)

新「iPod」、画面傷つきやすいと 米で集団訴訟

2005.10.25 Web posted at: 19:04 JST - CNN/REUTERS
フィラデルフィア──米アップルコンピュータの携帯音楽再生機「iPod」シリーズをさらに小型化した「iPod nano」の画面が傷つきやすいという「設計上の欠陥」があったのを知っていながら発売したとして、消費者らが同社に対し損害賠償を求めて集団訴訟を米カリフォルニア州サンノゼの地裁で起こしていることが分かった。
(中略)
訴状によると、「iPod nano」は普通に使用していても画面が傷つきやすく、アップル社がこうした欠陥に気付きながらそのまま販売し続けたと主張。また欠陥製品を購入させることで、交換代金や画面保護用付属品代金などを消費者に肩代わりさせようとしている、とも述べている。
カリフォルニア州クパチーノにあるアップル社の本社の広報担当者はコメントを控えている。

私の知識が間違っていなければ,米国の集団訴訟は(州によって多少の差異はあるだろうが),日本のそれと違い,
ある人が「集団訴訟」起こすと言う → 皆が原告(但し,原告にならないことを宣言した人除く)
ってことになってるはずで,iPodが売れていれば売れているほど損害賠償額が膨らむ.
この制度で9割の購入者が「訴えません」と宣言しても,「訴えますよ」と宣言した人が原告になる制度で1割の購入者が「訴えます」と宣言しても,損害倍総額は同じだが…
実際問題メンドクサイこと(=裁判や「訴えますよ/訴えません」という宣言)を避けたがる人が多いことを考えると,この制度は被告(企業)には極めて酷.
「訴えますよ」制度なら,1万台売れたようが10万台売れようが,訴訟に自ら積極的に関わる人数(≠割合)はさほど変らない—少なくても10倍にはならない—ような気がするが—「結果見て,勝てそうならオレも追加で…」的な人も考慮しつつ…
「訴えません」制度だと,「まっオレは何もしないでいいなら,とりあえず乗っておこうか.代表者の皆さんガンガレ」的な感じで,損害賠償が極限まで拡大しそう…
おまけに米国には有名な「懲罰的損害賠償」が…
ブッシュだかシュワルツネガーが企業に有利な司法改革をしたとかするとか聞いた気もするが,ともあれ早い時期の訴訟沙汰は,どうせ起こされるなら,まだ傷が浅いのではないだろうか…


この項,マジで自信ないので,そのうちコッソリ消してるかも.